atelier SUETOMO
12月後半、完成品です。



H部さんの立体星のサンキャッチャー。8センチほどだったかと。



三角形12ピースの教室で人気の立体です。
今回、その1ピース、1ピースにゴールドの光沢のある3ミリほどの小さなガラス玉をフュージングの技法で溶着しました。
タックフューズというガラスの形はほぼ変わらないけれど、表面は溶けてくっつく温度帯で焼いています。

ベースの三角は白系のガラス2種を使われています。
なんとも言えない上品さと可愛らしさがあります。

精度も素晴らしく、美しく完成しました。






T見さんの干支パネル。



数種類のピンクのガラスで作られたへびさんです。
今回、いつも好んで作られる色味とは少し違うイメージだったのですが、ピンクの強弱具合のバランスもよく、全体的に柔らかくて、優しい雰囲気に。
でも、甘く、可愛くなりすぎないように、へびのほっぺは省かれました。

背景は型板ガラス数種を上手に色合わせ、そこに赤い梅の花がよく効いています。







F田さんの立体のお花の置物。 直径13センチほどでしょうか。



立体の5弁の花を12個つくり、それを12面体ベースで組んでいます。
見た目より、かなり難易度の高い立体です。

F田さんはキッチリさんなので、いつも精度は申し分ないのですが、今回は立体でハンダしていくときの角度が少しでもズレると全体が合わなくなるという超ウルトラD難度。

慎重に考えながらやっていったのですが、なかなかに難しく。
やはりこの作品の角度を完璧に決めるための型が別でいるね、という結論に。

難易度はわかっていたので、今回は試作も兼ねていました。
それでも十分によい出来。

本番はもっとよくなるよう、方法を探り中です。







N島さんの干支パネル。



白いへびさんです。
上品な虹色の光沢のある美しいガラスを使われているのですが、写真ではなかなかきれいにその感じが写ってくれません。

背景にもそれはそれは美しいアンティークのガラスを使っています。
完成時、もう外が暗く、室内光で撮ったのでその良さがわかりにくいですが、色の配分もよく、精度も言うことのない、とても美しい作品になりました。




2024年の教室は25日で終了しました。

今年もバタバタとすることが多く、あっという間でした。
夏が暑すぎて、そして長引き過ぎて確か11月の頭くらいまで半袖でいたような…。
そこからストンと寒くなり、薄手の秋物のコートの出番はなかったです。


来年はもう少しのんびり過ごしたいなーと。
50代も後半になり、そろそろ自分のための作品作りにじっくり取り組みたいと思っています。

皆様もよいお年をお迎えくださいませ。

Powered By NINJA BLOG © 2002 AYAKO SUETOMO