atelier SUETOMO
PROCESS3 ~カット・研磨 

ガラスカットは最も技術が必要とされる工程です。
基本的に直進しようとする割れ目をカーブさせるわけですから、スコアを入れる角度、割るときの力の加え方、方向を感覚で覚えていく必要があります。「ガラス」と一括りに言っても、その質感は実に様々です。割りやすいもの、割りにくいものが存在します。同じ型番であっても、板によって差が生じることもあります。
多くガラスを切っていると、ガラスの声なき声を聞くことが出来るようになります。「もう少し力を加えても大丈夫」「それ以上、今の方向で力を加えると違う方向に割れてしまう」等々。それらは音、手に伝わる僅かな振動で聞き取ることが出来ます。ですが、中には「黙して語らず」の板もあり、苦労することもあります。そういう時は自分の感性が鈍っているのかもしれませんが。

出来るだけ型紙に沿わせてガラスをカットし、その後、研磨 ( ルーター) で形を整えていきます。ここにかける時間、手間は最も多いかもしれません。
型紙と寸分狂わず合わせていきます。
私の作品はピース数が多いので、例えば1ピースにつき0.5mmの誤差でも10ピース先にはそれは5mmの誤差となり、作品の精度を保つのは不可能となります。ある程度の誤差はハンダや、その他のテクニックで誤魔化すことは可能ですが、その精神は最終的な仕上がりで、歴然とした差となって出ると思うので、出来るだけ、誤差0を目標に削っています。
(写真は左/研磨前・右/研磨後)

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