atelier SUETOMO
PROCESS4 ~テープ巻き

テープ巻きというのは、ガラス1ピース毎に、そのアウトラインに銅で出来たテープを巻き付けていく工程です。薄い銅(約0.05mm)の裏にノリが付いた、セロテープを銅で作ったような感じのものです。
テープ巻き次のプロセスである、ハンダ付けで、ガラス同士をくっつけていくのですが、このハンダ(錫と鉛の合金)は、ガラスには付かず、この銅の部分にのみ、溶着され、ガラスをつないでいきます。
つまり、この銅で巻かれた部分が、デザインのラインになるということです。作品によっては数百、数千あるガラス1枚1枚に巻いていくという気の遠くなる工程ですが、雑に巻くと、仕上がりのラインにそのまま影響が出ます。他にも、粗っぽく巻くと薄い銅テープが裂けることがあり、そこにハンダをすると、その部分だけハンダが乗らず、結果的にラインが分断されてしまいます。

写真、左側は丁寧に均等幅で巻いたもの、右側は粗っぽく巻いたものです。右側はテープが裂けたり、きちんと なめしていないので、表面にシワがよっています。このような巻き方では美しい作品には到底なりえませんし、強度にも問題が出てきます。

ガラスのテクスチャーによっては、このテープ巻きが非常に困難な場合もあります。表面のデコボコしたもの、ガラス自体が大きくうねっている物などです。でも、銅は非常にやわらかく、なめすことで伸びる素材なので、丁寧に作業すると、ガラスの曲線に綺麗に沿います。

安価なものや、作家作品として店頭に並べられているものでも、この工程が凄まじく酷いものがあり、購入する上で気を付ける注意点とも言えるでしょう。

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